FD3Sとソフトウェアの備忘録 M.2搭載デバイスは買いか?










gogo.gs

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

M.2搭載デバイスは買いか? 

 SSDの登場と価格の下落によりSerial ATA 3.0の最大転送速度:6Gbps(実効速度600MB/s)の限界にシーケンシャルリード・ライトであと少しで到達するところまで来た。ようやくIntel 9シリーズチップセットの登場によって、「M.2」「SATA Express」の二つが搭載されるようになり、それぞれ、Serial ATA 3.0の最大転送速度を上回る速度を手に入れることができるようになった。 
M.2インターフェースI/Oインターフェース最大転送速度(実効速度)バージョン
KeyB(Socket2)Serial ATA 3.0/ PCI Express 2.0x2 etc10Gbps(1GB/s)第一世代
KeyM(Socket3)Serial ATA 3.0/ PCI Express 2.0x4 etc20Gbps(2GB/s)第一世代

SATA ExpressインターフェースI/Oインターフェース最大転送速度(実効速度)バージョン
SATA Soket形状のコネクタx2 + 制御用コネクタSerial ATA 3.0/ PCI Express 2.0x2 etc10Gbps(1GB/s)第一世代

※2014年6月現在リリースされているIntel 9シリーズチップセットのM/Bに採用いるのは、KeyMタイプのみのようだ。但し、intel 8シリーズチップセットの世代には、keyBタイプのものが一部存在する。

M.2スロットの場合、1つの接続で接続可能だが。SATA Expressインターフェースの場合には、3つの接続が必要になっている。
 M.2スロットの製品には、IOインターフェースがSATA3.0のものとPCI Express2.0の2タイプあるが、スペックの上では違いが無いが、実装するにあたってのドライバの組み込みの有無などの違いがでてくる。
■問題は起動ディスクに適用できるか。
 現在販売されているSATA3.0接続のSSDやHDDは、マザーボードに実装されているOption ROM(OROM)を利用してOSが起動されている。OROMは、SATA接続のストレージ用の起動ROMとなっており、PCI Express接続しているSSDからのOS起動はサポートされていない。 今のところプレクスターの製品にのみM.2デバイス側でOROMが内蔵され、これを利用したOSの起動がサポートされている。
 ※ASRock Z97だけは、OROM非搭載のM.2デバイスからも起動できる。
 このままだとデータディスクとしての利用に限定されてしまう。しかし、マザーボードメーカーもその点は分かっているようで、対応策は準備されている。 対応策は以下のとおり。

1.UEFIの設定の変更
・SATAの動作モードの設定を「RAID」に設定 or SATA Mode Selection' - RAIDに設定
・CSM(Compatibility Supported Module)の設定を「OFF」「UEFI Only」または「UEFI First」「Never」に設定 or Launch CSM' - Disabled
・Windows 8 FeaturesまたはOS Type・Windows 8/8.1 Configurationの設定をWindows8の場合は「Windows 8」または「Windows 8 WHQL」に、Windows 7の場合は「Other OS」「Disable」に設定

2.OSインストール時のRAIDドライバパッチの組み込み
ASUSの場合だと、
Intel AHCI/RAID Driver Path for Windows Win7 32bit & Win7 64bit & Win8 32bit & Win8 64bit & Win8.1 32bit & Win8.1 64bit.
となりそうだ。
 GIGABYTEの場合は、「BootDrv」フォルダ内にある「iRST」フォルダ・ ASRockの場合は、「SerialATA for Floppy Disk」フォルダ内に収められている。
 これを実行すればIntel製ドライバを利用することとなり、ランダム4KBがOS標準のAHCIドライバよりも速くなる。ここで勘違いしそうですが、結局AHCIです。
 現在のコンシューマ向けに販売されているSSDは、結局AHCIを採用していおり、NVM Express(NVMe)を採用しているものではない。また、NVMeは、Windows 8.1とWindows Server 2012 R2でサポートされていますが、Windows 7ではサポートされていないようです。
メーカー製品名I/Oインターフェース容量シーケンシャルリードシーケンシャルライト4Kランダムリード4KランダムライトM.2(PCI-E2.0x2/SATA3.0)対応Ultra M.2(PCI-E3.0x4)対応Option ROM(OROM)店頭予想価格
Intel530 「SSDSCKGW180A401」SATA3.0180GB540 MB/s490 MB/s41000 IOPS80000 IOPS×非搭載17,596
PLSDPX-G128M6e「M6e M.2 2280」PCI Express Gen2 x2128GB770MB/秒335MB/秒96,000IOPS96,000IOPS搭載18,980円
PLSDPX-G256M6e「M6e M.2 2280」PCI Express Gen2 x2256GB770MB/秒580MB/秒105,000IOPS100,000IPOS搭載30,280円
PLSDPX-G512M6e「M6e M.2 2280」PCI Express Gen2 x2512GB770MB/秒625MB/秒105,000IOPS100,000IPOS搭載58,980円
SamsungXP941「MZHPU512HCGL-00000」PCI Express Gen2 x4512GB1,059MB/s903.4MB/s122,000IOPS72,000IOPS非搭載79,800円



■体感スピード
 いろいろとベンチマークがネット上で検証されているが、ビジネスアプリなどを利用する場合には、M.2のスペックを体感することはできないようだ。


実測1GB/sec超! M.2 PCI Express x4接続のSSD「Samsung XP941」を試す


新ストレージインターフェース「M.2」の実力は?
PCI Expressネイティブ接続SSDの時代へ  【AKIBA WATCH】


【Haswell Refresh徹底紹介(4)】M.2の実力は?【AKIBA WATCH】


SATA3.2の仕様策定で見えてきたSATA ExpressとM.2


【Haswell Refresh徹底紹介(5)】Z97とZ87マザーはM.2以外どこが違う? 」

 コストパフォーマンスを考えるとM.2よりも従来型SSDの利用で問題ないように思える。

■結局中途半端な登場
 中途半端なM.2デバイス登場の理由の1つめは、AHCIの次世代規格であるNVMeの未実装。NVMeは、NANDフラッシュメモリの特性に最適化された動作モードで、ランダムアクセス性能が向上するようですが、現在コンシューマ向けには販売されていません。ちなみにNVMe対応は今年度末に登場する予定のようです。 NVMe対応については、マザーボードとM.2デバイス双方の対応が必要となる模様。2つ目の理由は、まだ価格が高いということです。M.2タイプのSSD 256GB[PLEXTOR PX-G256M6e]で3万円前後。数年前にSSDが普及し始めたのは3万円程度になってからですが、従来型SSDが、物によっては2万円以下で手に入るため、この1万円以上の差を受け入れるだけの性能を体感することができません。
 1万2千円程度で買えるSSDもCrucialから販売されたので、既存のPCのHDD仕様の起動ディスクをこれに切り替えたり、現在SSDを使っている場合には、より高速なSSDにアップグレードするほうがメリットは大きい。
Crucial、最大リード550MB/sのSSD「Crucial MX100」 
 3つ目は、ハイエンドマシンになってしまうが、Haswell-E対応チップセット(Intel X99 Express)がDDR4に対応すること。今年度末に登場しそうだが、普及モデルの登場も期待されている。既にDDR4への移行が迫っていることから、現在販売されているDDR4未対応マザーボードでM.2デバイスを使った自作に取りかかると、今年度末には、古いアーキテクチャになってしまい超短命なマザーになる。
 また、ハード上の中途半端なところは別にして、Windows 9 RTMが今年の10月くらいに登場する。Windows 9の登場時には普及しているアーキテクチャを検証したい意味からIntel X99チップセット上デバイスでの動作確認をそれから行うと、Windows 9の普及時には、余裕をもってこの複雑化した起動設定などを把握できる。

 WindowsXPからの切り替え特需後の目玉としてM.2デバイス登場となったが、技術的に中途半端な段階なので、NVMeとDDR4対応の普及モデルのマザーボードがリリースされるまで様子見。おそらく来年の今頃には、これが標準になっているだろうという予想からの結論です。
スポンサーサイト
[ 2014/06/06 10:00 ] 自作PC | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://yukizasa2007.blog115.fc2.com/tb.php/339-d3ad9086



株価ミニチャートのブログパーツ
ITmediaFX iPad
アフィリエイト・SEO対策





Slenipher

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。