マイクロソフトもIntelも基本的には「Tick Tock」戦略を進めている。 1年ごとに「アーキテクチャの刷新」「プロセスルールの移行」でCPU刷新 をおこなっている。 現行の「Westmere」世代は、オレゴンの研究所での開発で主にサーバ向け CPUの開発であるため、性能こそ最高を目指しているが、電力消費量について はあまり関心がないようで、イスラエルの研究所が作ったCore2シリーズのよう な低電圧で高性能なCPUで爆発的にヒットするとは言い難い。 インテルの業績下方修正が実際に現在の「Westmere」にはあまり魅力がない ように思える。イスラエルの研究所の研究所は主にモバイルPC向けのCPU開発 になっており、省電力とパフォーマンスを両立した開発をおこなっている ため、デスクトップPCとしてはバランスの取れたCPUがリリースされる傾向に あると思う。
[ 2010/10/13 09:00 ]
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最近いくつかのハードディスクが寿命を迎え、熱暴走でシステムダウン の発生した。何度もあることではないけれど、いくつかのメーカーの評価 を記録しておこう。 値段的にはどこも一緒だが、ちょっとしたところで違いがあることに気 がついたのでメモ。 □Seagate http://kakaku.com/item/K0000014807/ メリット:日立GSTに比べて、振動が少なく、騒音も少ない。 デメリット:購入当初から発熱量が高いため、スリムタイプのパソコン のように冷却系が弱いマシンには不向きだと思う。 パソコンを1時間くらい稼動させていた時に、ハードディスク を触るとかなり熱い。 □日立GST http://kakaku.com/item/K0000067562/ メリット:発熱量が少ない。冷却系の弱いマシンには向いてると思う。 デメリット:ハードディスクの振動が若干気になる。
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Core i7シリーズが発売され、秋葉原では発売セレモニーがあるなど、Core i7に 関する話題とNetbookに関する話題ばかりだけれども、現在多数稼働しているLGA775 は如何に? インテルは、LGA775を2011年まで延命するそうな。地道な改良はあと3年ちょっと は進めるとのこと。 http://www.digitimes.com/news/a20081117PD205.html その頃までには、PC環境もCore i7に移行できているだろうか?さらに次のステージ に入る予兆があるだろうか。現在のCore i7を導入するにはコスト高であるために、積極 的に導入することは無い。スペックを求められるのは、その上で動作するソフト次第とい うことか。現状WindowsXPが多く動作しているところで、Core i7を企業側が無理に求める 訴求力は無い。ハイエンドクライアントへの導入は、現状は検討段階だろう。 Core2 Duoに切り替わっていないマシンすらあることだし、Core 2シフトが今年・来年 2010年くらいには、Core 2への移行が進んで、2010後半~2011年、徐々にCore i7にシフト が検討されるのではないだろうか? 実際今現在のCore 2 Duoが、漸く普及し始めたところだ。 Windows 7は、Vistaほどハードウェアスペックを要求しないらしいし。 Core i7が普及するのは、ちょっとまだ早いのかな。
intelが次世代CPUを今期に投入すると発表した。 CPU名称は、新ブランド名Core i7(コードネームは【Nehalem】)に決定している。 Intel Core i7」は処理性能UPと低消費電力がもっとも注目される点なので、調査してみた。 その前にi7の銘々の根拠を推測してみた。
i8086 | i1 | i286 | i2 | i386 | i3 | i486 | i4 | Pentium(i586系) | i5 | Pentium(i686系)、Solo, Core, Core 2 | i6 | Core i7 | i7 |
多分このCPUの系譜に沿って銘々していると思われる。 Core i7には、最大4コアを搭載することができるらしい。さらに一つのコアで二つのスレッド を処理することができるSMT(Simultaneous Multi-Threading)をサポートする。 Pentium4世代のハイパースレッティング技術とは違うものらしい。 また、Core 2 Duo(E8xxx)と同様に45ナノメートル(nm)プロセスでとhigh-k金属ゲートを採用
している。 Next-Generation Intel PC Chips to Carry Intel Core Name ASUSよりCore i7に対応したマザーボードP6T Deluxe情報が公開されてあったので、 こちらを見ながら、自作派にとって何が必要なのかをみてみる。 ASUS Announced P6T Boards For Core i7 Nehalem【ITVior】 ○マザーボードに搭載されているチップセットは、X58+ICH10Rとなっており、正常進化系だと思う。 ○メモリは、当然ながら3チャネルのDDR3 1333に移行するようだ。帯域は、3200MB/sまで高められ、 VIstaや仮想可でも耐えられるように最大24GBまで搭載できるようだ。 ○従来のFSB方式を止め、新開発「QuickPathインターコネクト」を採用する。 メモリ帯域幅を25.6GB/s (FSB1600規格)から6.4GT/s (3.2GHz)にまで高める。(単純比較なので参考値) ○CPU内にメモリーコントローラーを統合し、メモリーアクセス速度を高速化。 ○S-ATAからSASハードディスクへの移行するようだ。wikipediaによると、マザーボード上の SASインターフェースにS-ATAデバイスへの接続は互換性があるらしい。ただしSASの性能を 享受することはできないだろう。 ○CPUソケットは、LGA775からLGA1366と完全に互換性がないものになっている。 結局CPU・マザーボード・メモリ(DDR2->DDR3)・ハードディスク(SATA->SAS) を購入する必要がある。ハードディスクをSATAで我慢するとしても結構な値段に なりそうだ。とりあえずCore 2 Duoで当分我慢しよう。
Bloomfield/Gainestownプラットフォーム向けマザーを展示 ~Tylersburgチップセットの名称は「Intel X58」か【Impress Watch PC】 Intel,次世代のデスクトップPC向けCPU「Bloomfield」搭載システムを公開【4Gamer】 Intel,グラフィックスコアの性能と互換性の向上に本腰【4Gamer】 “Nehalem+Larrabee+SLI”への壮大な伏線。Skulltrailの全容が見えてきた【4Gamer】
年内発売予定、Intelの高性能CPUの名称が「Intel Core i7」に【GIGAZINE】 インテル、次世代CPU「Nehalem」の第一弾を「Core i7」に決定 【ITPro】
エラッタ問題でPhenomの評判がガタ落ちしてしまったAMDがエラッタ問題を解決して新たに クアッド・コアのPhenom X4を5モデル・トリプル・コアの「Phenom X3」2モデル を投入した。 「Phenom X4」 ●「Phenom X4 9850 Black Edition/2.5GHz」TDP:125W ●「Phenom X4 9750/2.4GHz」TDP:125W/95W ×「Phenom X4 9650/2.3GHz」TDP:95W ●「Phenom X4 9550/2.2GHz」TDP:95W ×「Phenom X4 9100e/1.8GHz」TDP:65W 「Phenom X3」 ×「Phenom X3 8600e/2.3GHz」 ×「Phenom X3 8400e/2.1GHz」 注 ●:小売りチャネル販売、×:OEM販売向けAMD Phenom processor launching 3/27/2008 http://www.4gamer.net/games/039/G003983/20080326035/screenshot.html?num=017B3ステップ離陸。「Phenom X4 9850 Black Edition」パフォーマンス速報【4Gamer.net】 http://www.4gamer.net/games/039/G003983/20080326035/これを読む限り、Core 2 Quad 9650(9450相当)は、中身は次世代Core 2 Extreme QX9650/3GHz のデチューンなので、圧倒的にPhenom不利。完全敗北になってる。
スペックは、Intel 65nmアーキテクチャのCPUと比較してパフォーマンスは追いついた けれど、消費電力はどうにも高いことがネックになるんだろうと思う。 それにintelは、すでに45nmアーキテクチャに移行しているので、この比較自体にあまり 興味が持てないので、最新のintel 45nmCPU:Core 2 Duo「Wolfdale」(ウルフデール) のテストリポートを見てみると。 Core 2 Duo E8500/3.16GHz【4Gamer.net】 http://www.4gamer.net/games/030/G003078/20080108001/ これからみるとCore 2 Duo(45nm)とPhenomは、パフォーマンス的には同じくらいになっており、 Phenomがネイティブ・クアッドということを完全に意識せず消費電力を完全に無視すると、 コスト面でPhenom優位。なんだけれど。 Core 2 Duo E8500 \36,800 Phenom X4 9850 BE 3万円前後 4Gamersでも記載されている「100%ゲームを考えている場合は、デュアルコアの方が 正しい選択」だと述べている。 AMDの45nmアーキテクチャ採用のCPUの登場は、2008年第4四半期とされることも記載がある。 Core 2 (45nm)には、High-Kメタルゲートがあり、消費電力低減でintelを越えることは容易 ではなくなってしまった。 ハードウェアが常に進化してハイスペックになっても、それをソフトが食う時代なので、 どうしてもスペック一辺倒になりがちだが、これからはパフォーマンスに影響がないように ムダになってるエネルギー削減のアーキテクチャがAMDには必要だ。 メモ:PhenomのL3キャシュが共有になっているのがアーキテクチャとして正しいのか疑問。 ネイティブクアッドコアの真価を探る,「Phenom 9900/2.6GHz」プレビュー【4Gamer.net】 Phenom 9900のエンジニアリングサンプル(ES)でこの程度しか勝負できていないのであれば、 スペック的も抜本的な改良が必要ではないのかと思ってしまう。 これだとCore2 Quad(45nm)より、Core 2 Duo(45nm)とのパフォーマンス勝負でどっこいどっこい。 ここまで見ての所感は、エコやネイティブ・クアッドが十分に発揮できる環境が現在は存在しない ことを考えるとIntelのディアルコアに軍配が上がってしまう。 特殊な環境を考える必要がなければ、intelデュアルコア(45nm)が売れてることもうなずける。 Intel,45nm世代のデスクトップ&ノートPC向けCPU 12製品を一斉発表【4Gamer.net】 http://www.4gamer.net/games/030/G003078/20080108005/●デスクトップPC向けクアッドコアCPU:Yorkfield(ヨークフィールド) Core 2 Quad Q9550/2.83GHz Core 2 Quad Q9450/2.66GHz Core 2 Quad Q9300/2.50GHz ●デスクトップPC向けデュアルコアCPU:Wolfdale(ウルフデール) Core 2 Duo E8500/3.16GHz Core 2 Duo E8400/3GHz Core 2 Duo E8200/2.66GHz Core 2 Duo E8190/2.66GHz ●ノートPC向けデュアルコアCPU:Penryn(ペンリン) Core 2 Extreme X9000/2.80GHz Core 2 Duo T9500/2.60GHz Core 2 Duo T9300/2.50GHz Core 2 Duo T8300/2.40GHz Core 2 Duo T8100/2.10GHz
Q6700以外だいたい相場の-\5,000くらいが落札妥結額になるようだ。 勝手に市場調査080226 PC構成の全てを交換するなら、塵も積もれば、結構な額になると思うけど。 小変更を繰り返すのであれば、オクの魅力があんまりなくなりつつあるなぁ。 それにしてもQ6700は別格。 4万が高くというより、このCPUに4万出しても良いと思ってる人間が限られているようだ。 そういえば、intel の45nmアーキテクチャのCPU発売どうなっているのかな?
ネイティブクアッドであるPhenomの実力に関していろいろと 紹介されているが、 【マイコミジャーナル】を見るとネイティブ クアッドの威力が32bitOSでは、発揮できていない。エンコー ドだけは、若干有利だが、それ以外は全滅。 既にAM2のマザーボードを所有している人以外のintel派だ と、Phenomへの乗換にメリットがない。 しかもIntelが45nmのCPUのリリースを始めようとしている ときに65nmの製造プロセスのCPUでエラッタ問題を抱えてしま い、性能的にも劣勢であるこの現状を考えると。 AMDの復活は少し時間がかかると思う。 【マイコミジャーナル】 AMD新型Quad-Coreの実力は? - Phenom 9600ファーストインプレッション
| intel Core2 Quad | AMD Phenom | | Q6700 | Q6600 | 9600 | 9500 | アーキテクチャ | 65nm | 65nm | 65nm | 65nm | キャッシュ | 8MB(L2) | 8MB(L2) | 512KB(L2) | 512KB(L2) | クロック動作周波数 | 2.66GHz | 2.40GHz | 2.3GHz | 2.2GHz | FSB | 1066MHz | 1066MHz | - | - | ダイレクトコネクト | - | - | 3600MHz | 3600MHz | 64Bit対応 | OK | OK | OK | OK | Socket type | LGA775 | LGA775 | AM2+ | AM2+ | Themal Design Power | 95W | 95W | 95W | 95W | | | | | | 価格COM最安(2007/12/22現在) | 64,770 | 30,899 | 29,000 | 23,969 |
AMDのダイレクトコネクトは、FSBを過去の物としているので、直接比較することはできない
けれど、AMDのダイレクトコネクトは、CPU/Mem/Graphicを統合制御しているため、FSBの ボトルネックを高度に解消しているらしい。このダイレクトコネクトによって、従来下駄と呼ば れる物を利用して旧式のM/BにPhenomに換装しようということが事実上できないと思う。 補足:AMDのPhenomには、L3キャッシュが、2M(コア共有)ある。 AMDのデメリットは、今までのところ、DDR2しか対応していない。AM2+に対応したM/Bを 購入する必要がある。 それ以外では、仕様上・価格面でPhenomの方がお買い得だが。
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